現役の税理士からのメッセージや、
動画で税理士の仕事を紹介するコーナーです。
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税理士業界との出会いは、まだ簿記を習得中の学生のころ、税理士事務所のアルバイトで補助業務の手伝いをしたことから始まりました。その後4回の受験で税理士試験に合格し、勤務税理士を経て独立開業をしました。
開業してから3人の子供を出産しました。妊娠中や産後など、お客さんも不安に思われるだろうなと危惧していましたが、快く受け入れて下さり、企業の月次決算の打ち合わせをしているかと思えば、子育ての話などによくすり替わったものです。今でもまずは学校行事と土日の校外活動をスケジュールに入れ、仕事のスケジュールを埋め込みます。
ここ10年くらいでは、顧問先は年下の世代が増えてきました。特に初めて起業しますという方にとっては、税理士がすべての法務の入り口になることが多く、税務以外のことについても容赦なく聞かれます。広い知識や人脈を身につけ、解決していきます。
今後も税務のことはもちろん、プライベートなことでも、何かあったときにまずは聞いてみようと思われるような人になりたいというのが、私の目標であり、それを聞かれる存在のひとつに成り得る「税理士」に仕事のやりがいを感じます。
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私は高校卒業後、長崎大学経済学部に進学し、部活動とアルバイトに励むどこにでもいそうな学生で、会計や税法の授業なんて受けたことがありませんでした。
大学卒業後は長崎の地場大手企業に就職したのですが、バブル崩壊後の冷え込んだ経済環境の中、会社の業績が急激に悪化し、深夜まで残業することもしばしばでした。
私は「今、会社が倒産したら自分に何が出来るだろうか。何か手に職を付けなければ」と思うようになり、資格の本を何度も手に取って「どんな国家資格があるのか。働きながら目指せる資格はあるのか」条件を絞りながら探していると、「税理士」という税の専門家として活躍できて働きながらでも目指せる資格があることを知りました。
ほどなくして会社を辞め、税理士事務所に勤めながら受験をスタート。
仕事と勉強を両立させることの難しさを思い知らされながらも、周りの強力なサポートに助けられ初志貫徹することが出来ました。
この試験は、働きながらでも受験しやすい科目合格制度なので、諦めずに努力を続ければ必ず報われる試験ですよ。